旅行記を中心に旅のブログを書き始めて約2年。
改めて「文章を書くのって難しい」と思いつつも、ブログを開設した当初の記事に比べると、「私もずいぶん成長したのね」とも思えたりもします。
「もう少し文章を書くのが上手くなりたいな」そう思っていた時に手にしたライターいしかわゆきさんの「書く習慣」
読み始めたらいきなり「着飾った文章はつまらない」なんて、私のことを言われているようでドキりとしたり。
今回は自分らしい言葉で本を読んだ素直な感想を自分の言葉で書いてみようと思います。
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「書く習慣」自分と人生が変わるいちばん大切な文章力」いしかわゆき
こちらの本は「書く習慣」を作る6つのコツに分かれていて、その中より気になった部分の感想をまとめていきます。
書くのと「仲良くなる」コツ
意味づけをするのは読んだ人
この旅ブログはSEOを意識して書いているので、できるだけ自分のプライベートなことは書かないようにしています。
ブログを検索して読んでくれる人は自分のプライベートには1ミリも興味がないから
それは当たり前のことでずっとそこを意識して書いてきたせいか、最近は自分の感じたことをそのまま書くのが苦手になってきているのかもしれない。
もちろんブログで書いていることは嘘偽りのない感想です。
宿泊してすごく良かった宿については「良かった」と書いているし、いまいちな宿は「良かった」と書かないか、改善して欲しいところをまとめたりしています。
たまにはSEOを無視して、意味のない文章もブログに書いてみるのもいいかなと思いました。
意味づけするのは読んだ人、って考えるとかなり気楽に文章が書けそうです。
書くのを「習慣にする」コツ
「なぜ」と問いただすこと
Twitterで印象的な文章を書ける人はすごいなと思います。
短い文でも普通の出来事でもちょっとこじゃれた文章に感じる。
その理由がわかりました。
「なぜ」と問いただすことによってその出来事を深掘りしていくことが重要なんだそうです。
本当にすごいと思ったので一例を本文より引用させていただきます。
出来事:やりたくない仕事を受けてストレスが溜まった
ツイート:我慢して我慢してつらいことをやるのって、ちゃんとおわりがきまってて、自分に明らかなメリットがない限りストレス溜まるだけだと思う。やるなら期間をきちんと決めてしっかりリターンがある前提で、そこのご褒美がちらちら見えるところでやらんと。そう、サウナと一緒です。
簡単に書けば一言で終わってしまうような日常が、「なるほど」と思ってしまうような文章に変わるのって私にとったらマジックとしか言いようがありません。
そしてただの日常を読んでもらえる文章にするポイントは、無理やり学びに結びつけること。
「なぜ」の観点で日常を掘り下げることで、自分でも気づいていなかった発見にたどり着けるのだそうです。
これもきっと文章を書くことを習慣化することによってできるようになることなんでしょうね。
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書くのが「止まらなくなる」コツ
あなたの「日常」は、他人の「非日常」かも
あまりに普通の毎日すぎてブログに書くネタがない、ついついそう思って書くことを躊躇してしまいがちですが、私の「日常」は他人にとって「非日常」なのかもしれない。
ブログを書いているとついつい他人に有益な情報を書かねばならない、と意気込んでしまい、自分の普通の日常を書くことをためらうことがあります。
でも確かに、ついだらだら見てしまうYouTubeなども、日常を淡々と撮影したものに見入ってしまう場合もあるし、他人の日常を自分に置き換えて考えてみる場合もある。
「ありふれた日常をネタにする」っていうのも理解できますが、これも日々の「書く習慣」によって培われるもの。
やっぱり日々の積み重ねなんだなと思います。
書くのが「嬉しくなる」コツ
「知るかボケ」前提で書く
「相手は自分が思っている以上になにも知らない」という前提を忘れないこと。
見知らぬ人が読むのがほとんどのこのブログ、とにかくわかりやすく、とにかく丁寧すぎるくらい説明する、これは意識しているつもりです。
丁寧すぎてくどくなる場合もあるのでその辺のさじ加減も難しいなぁと思います。
「ちゃんと世の中に公開した側」の人間である
結局どんなに下手くそな文章でも伝わりさえすればいい。
なかなか人に向けて自分の意見を口に出して発信することはありませんが、文章であればちょっとした勇気で発信できる。
今はツイッター、インスタ、ブログなどで勇気さえあれば簡単に自分の考えや意見が発信で着る世の中です。
Twitterではまだまだあまり投稿できていませんが、(それもうまい文章を投稿しようと思ってしまう故)とりあえず投稿する、「書く習慣」をつけることなんでしょうね。
それでもTwitterは「毎日投稿します!」とはまだまだ言える状況ではありませんが。
書くのが「好きになる」コツ
あなたしか知らないことを書こう
無駄なことは書きたくない、そう思ってしまいますよね。
でも有益か無益かは自分が決めるのではなく読み手が決めることだ、ということを忘れないでいようと思います。
自分の知っていることは「こんなこと誰でも知っているでしょ」と思いがちですが、その情報を欲しがっている人はたくさんいるのだとも思います。
旅行記などは多少の有益であることを強く感じられますが、何気ない日常でもそれを意識することで人が求める文章を書くことができるようになるのかなと思いました。
みんなひっそりと読んでくれている
ブログを始めて2年になりますが、開設当初に比べてPV数はずいぶん増えてきました。
ブログに関してはPV数だけ見れば、「どんな形でも呼んでくれている人もいるし、少しでも誰かのためにはなっているのかな」と感じることができます。
インスタグラムはいいねを押してくれる人がいるということで読んでくれている人がいることを感じます。
Twitterは反応がないのが投稿できずにいる理由でもあるのですが、意外と読まれているのかもしれません。
たまにTwitterからこのブログに訪問してくださる人もいるようで、そんな時は「読んでくれている人もいるのだな」と嬉しくなります。
でも、数字に影響されずに書きたいから書く、この気持ちで書くことが一番相手に伝わるのかもしれませんね。
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書く気持ちを「大切にする」コツ
自分の未来として、未来で勝手に働いてくれる
今日一日何も生産性があることができなかった、ダラダラしてしまった日は特に自己嫌悪に陥ります。
ブログを書けなかった時でもブログはちゃんと働いてくれる、早朝でも夜中でもどこかで私のブログが読まれていることに喜びを感じます。
アドセンス収入は一日数百円ですが、私の代わりに働いてくれていることは間違いありません。
自分の知らないところで勝手に誰かに読まれ、それが誰かの役に立って自分にも僅かながらの収入が入る、今の私には理想の収入を得る方法なのかも知れません。
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まとめ
今回は本を読んで一気に自分の言葉で書き上げました。
上手な文章が書きたい、上手に文章がかけたらSNSのアクセスが増えるはず、そう思って手にした本ですが、結局はテクニックではなく自分の本音を自分の言葉でありのままに書くということでした。
文章が上手い人は才能があるから、上手くない人は訓練をして技術を身につける必要があるというのはあながち間違っておらず、才能はセンスなのかも知れないし、訓練は「書く習慣」なのだと思います。
幸いにもブログを書くことはそれほど苦痛ではありません。
これからは自分も少しずつ出しつつ、更新頻度も上げて楽しんでブログを書いていけたらいいなと思っています。
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