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【日本の美意識で世界初に挑む:細尾真孝著】レビュー

投稿日:26/01/2022 更新日:

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こんにちは。

ネット記事から面白そうな本を見つけたので読んでみました。

今回は細尾真孝著「日本の美意識で世界初に挑む」を読んだ感想です。

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細尾真孝著「日本の美意識で世界初に挑む」を読んでみました

 

概要

ざっと本の内容をお話ししすると、なぜ日本の伝統工芸「西陣織」が世界のラグジュアリーブランド、ディオール、シャネルなどの店舗を飾るようにようになり、ザリッツカールトン、フォーシーズンズなどの5つ星ホテルのインテリアに使われるようになったのか?

その理由は固定観念を打破し、想像や革新を生み続けたことにあり、それは「美しいものを作り出したい」という欲求や欲望であり、日本人一人一人が持っている美意識とも言える。

美意識は育てることができるということで、具体的な美意識の育て方についても書いてあります。

今回は著者が提言している美意識の育て方について考えてみました。

 

美意識を育てるためにすること

美意識を育てるためにすることについて、筆者はそれは美しいものを見て触って体験することとだと書いています。

最近では少しネットで検索すれば、家にいながらどんな情報でも収集できる時代になりました。

検索によって簡単な知識を得るだけで、つい「知った気」になっていることが多いと筆者は書いています。

私自身も大いに思い当たる節があります。

みじかな話ではブランドや映画の話でも、「あれは良くない」「これはブランド力だけ」なんて知ったかぶりしてみても、実際に見て触って体験してみないと本当の良さはわかりません。

最近になって「実際に触れて使ってみること」の重要さに気づき始めました。

 

どういうものを作るかが、どういう人をつくり、どういう社会をつくるか決める

工業製品では「落としても大丈夫」「雑に使っても大丈夫」そういった耐久性をものづくりの基準にしています。

確かに、購入してもすぐに壊れたら腹も立ちますが、それは機能としては大切だけど、物を「雑に扱ってもいい」と考える人を増やすかもしれないと筆者は言っています。

それはちょっと大げさだと思いながらも、「壊れないこと」に価値を置けば置くほど、そうやって作られたものはどんどん捨てられていくという意見にはなるほどと思いました。

繊細で美しく丁寧に作られたものは壊れやすいものが多い、つくり手の美意識を自分の中に取り込み、自らの美意識を更新していくことはとても大切なことだなと思いました。

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触覚は育てることができる

触覚研究者の名古屋工業大学教授の田中由浩氏から学んだことで、「触覚はエデュケーション(学習)である」ということも納得しました。

田中氏いわく、初めてその最上の生地に触っても、その気持ち良さはわからない、実際に触って「これが気持ちの良いものなのだ」ということを体で認識できる感覚を育てることが大切だそうです。

 

ラグジュアリーホテルステイは美を育てる事に一役買っている

ホテルザミツイ京都の写真

ホテルザ三井京都の部屋

そうやって美意識は育てられるという話を聞くと、たまに出かけるラグジュアリーホテルでの体験は私にとっての美意識を育てる時間ですね(ということにしておいてください笑)

ホテルの部屋でのラグジュアリーな調度品やインテリアは実際に見て、触って、体験できます。

宿泊はしなくても、ホテルのロビーに行けば一流のインテリアや調度品を見ることはできます。

ホテルザ三井京都のアフタヌーンティー

昨年訪れた「ホテルザ三井京都」のアフタヌーンティーでは、伝統工芸の開化堂さんの茶筒や金網つじさんの茶こしを使用しています。

桶のようなスイーツ容器は、中川木工芸さんのものです。

実際に見て、触って、体験して美意識を育てていたのだとしみじみ感じます。

【HOTEL THE MISTUI KYOTO(ホテルザ三井京都)】WAKABAアフターヌーンティー体験記

 

単なる消費を芸術的な行動へ変える

物を使うことも美意識を育てる行為であり、創造的な行為であるそうです。

大量で粗悪に作られた物を安いからということだけで買って、大量のゴミを出し続けるのか、それとも長く大切に使えるものを選んで使い続けるのか、これも一人一人の美意識で変わってゆくそうです。

ただの「消費者」ではなく、一人一人が美意識を持った創造者になれば本当に世界は変わってゆくのかもしれませんね。

 

確かな美意識を拡張し固定観念を壊し続ければ、若さだけの美しさにとらわれない

このように常に自分の美意識を更新し、固定観念を壊し続ければ年を重ねるのもそれほど怖く無くなるのではないかなと思いました。

若い頃に比べて身体的な変化が気になるようになってあきらめの気持ちが出てくるのは「美しさ=若さ」という固定概念があるからではないか。

若いことはすばらしい、という固定概念に縛られずに自分の美意識を常に更新しながら挑戦を続けていけば、いつまでも若々しい感性を持ち続けられることができるのだと思いました。

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細尾真孝著「日本の美意識で世界初に挑む」感想

美意識を育てるためには、ただ鑑賞するだけでなく、投資することが重要だそうです。

投資とは自分のお金を払って物や体験を自分の血肉にすること。

自分で所有するからこそ、経験を通して、固定概念を破壊することができる。

「あれはこうだ」「これはこういうものだ」というような固定概念を破壊し、創造者になってこれからも自分の美意識をアップデートしていきたいと思いました。

文章が下手でうまく伝えきれませんでしたので、実際にぜひ読んでみてください。

 

 

【書く習慣】本を読んだ感想レビュー

【旅のオススメ本8選】旅に行きたくなる、旅の準備もできる!

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