記事内にプロモーションを含む場合があります。
50代、体も心も乱れがちな今日この頃、これからの人生も焦りをなくして心整えて過ごしていきたい、最近よくそう思います。
字を書くのさえ億劫で面倒、そんな気持ちを整えるにはどうしたらいいか?そう思った時に目に留まったのが「写経体験」です。
写経ってお経を書き写して精神統一するやつ?(間違っている解釈だったらごめんなさい)
いろいろ思い悩んで集中することもままならない私にはいい体験になるのかも、今回は私が体験した京都での「写経体験」をご紹介します。
スポンサーリンク
目次
こちらで写経体験してきました
私が写経体験をしてきたのは、京都市東山区にある御寺泉湧寺別院雲龍院です。
南北朝時代の北朝第四代天皇、後光願の勅願で作られたお寺で、真言宗泉湧寺の別格本山とされています。
JR奈良線東福寺駅から徒歩15分くらいです。
雲龍院での写経体験の様子
最初に受付で体験料1500円(拝観料込み)を納めます。
その後本堂にて写経体験となります。
女性のグループや、私のような一人参加の方も何人かいらっしゃいました。
体験するに当たり、まず清めの儀式があります。
丁子を含んで口を清める
丁子を一つ口に含んで、口から発する4つのことを清めます。
丁子とはクローブともいう香辛料です。
古代インドではこの丁子は殺菌効果や消毒効果があると言われ、身を清める儀式の一つだそうです。
口から発する4つのこととは、仏教用語で、身、口、意の三業が作る10種の罪悪のことの中にあります。
口による悪
- 妄語 嘘をつくことこと
- 綺語 真実に反して言葉を飾り立てること
- 悪口 他人を傷つけること、中傷
- 両舌 異なることを言い、他人を仲たがいさせること
塗香を手にすり込んで清める
粉状の香を手にすり込んで、10種の罪悪の身体でする3つのことを清めます。
身体による悪
- 殺生 生き物の命を奪うこと
- 偸盗 他人のものを盗ること
- 邪婬 男女間の淫らな交わり
酒水を頭に振りかけて清める
頭に数的の取水を注いで、10種の罪悪の心から生まれる3つのことを清めます。
心による3つの悪
- 慳貪 ケチで欲張りなこと
- 瞋恚 怒り憎むこと
- 邪険 誤った見解
ひたすら書く、なぞる
お清め後に写経体験に入ります。般若心境が薄く書かれた髪を丁寧に朱墨をつけた筆でなぞります。
ただひたすら筆で字をなぞる、こんなに文字を丁寧に描いたのは何年ぶりだろう、最近すべてのことに少しずつ手を抜いていたかもしれないなといろんなことを思いながら写経します。
般若心境を写していると、「無」という文字が多いことに気づいたり。
「無」の意味を考えたり、実際は「無」になって写経した方が良いのか?とか思いながら1時間〜1時間半ほど机に向かいました。
写経の最後に願い事と自分の住所、氏名を書いて本道にお供えするか、持ち帰ってもいいそうです。
写経したものは本堂内では撮影禁止ですが、本堂を出て撮影することができます。
スポンサーリンク
素晴らしいお庭で抹茶をいただきます
写経を納めた後は美しいお庭を眺めながらお抹茶とお菓子をいただけます。
訪れるたびにその風景を変える悟りの間の「悟りの窓」
鏡に映る空を眺めて何を思う。
美しいお庭を眺めながらお抹茶を一服。
スポンサーリンク
雲龍院写経体験感想
人生焦らず丁寧に送りたい、皆様もぜひ体験してみてください。
写経体験の事前予約は必要ありませんが、グループの場合は予約するのがおすすめです。
スポンサーリンク
関連記事(一部広告を含む)