記事内にプロモーションを含む場合があります。
私は生魚が苦手です。
魚全般があまり好きではありませんが、それは自分の料理が下手だから。
新鮮なお刺身や腕のいいシェフが調理した魚料理はおいしくて大好きだし、最近は肉料理は食後に胃がもたれたりするのでおいしいお寿司や魚料理が食べられるお店を開拓中。
今回は覚王山に昨年オープンした「鮨叶う」さんへ行ってきました。
スポンサーリンク
覚王山「鮨叶う」
覚王山の日泰寺を自由が丘方面に向かい、谷口交差点方面に向かう通りを越えて小さな小道に「鮨叶う」さんはあります。
夜は店頭に行燈が出るのでお店だとわかりますが、昼間はお店かどうかも判明不明です。
オープンは2022年10月の新しいお店です。
古い家屋をフルリノベーション、中へ入るとカウンター6席のシックな黒塗りのおしゃれな店内で、落ち着いたジャズが流れるお寿司屋さんとは思えない空間です。
カウンター席って料理を作るところを目で楽しむこともできるし、それで話題もできたりして、すっかり会話がなくなってきた私たちのような50代夫婦にもぴったりなのかもしれませんね。
16500円おまかせコース
今回は旬の食材を楽しめる対象のおまかせコース16500円を一休で予約しました。
ドリンクは以前はワインばっかりでしたが、最近は焼酎やウイスキーにシフト中。
この日は麦焼酎のソーダ割りを注文しました。
最初の小皿料理海ぶどうと貝の酢味噌和え、ギラついたところがなくどこかシャイな感じのする優しそうな大将が一品一品料理の説明して出してくれます。
薄明かりのカウンターで、何か焼き物を焼いているのか煙の匂いなども漂ってきます。
2品目は左がブドウをハモでくるみ梅肉ソースをかけたもの、右が水蛸で柚子胡椒をつけていただきます。
はもと酸味の梅肉と甘いブドウとを一口で口に放り込み、水蛸は柚子胡椒を添えていただきます。
ホオズキを見るとお盆休みのお墓参りを思い出しますね、今年も忘れずに行かなきゃって。
3品目は甘鯛のにぎりです。
寿司について語ることはほぼできませんが、皆さんにお伝えできることがあるとすればただおいしいということ。
生魚が苦手な私がおいしいと思える、その一言に尽きます。
大好きなガリはもちろん自家製でしょう、酸味がしっかりして甘すぎず、食感も甘酢のつけ具合によってなのか柔らかいものもあったりカリカリしたものもあったり、つまみみたいについつい食べすぎても大将がどんどん追加してくれます。
4品目は金目鯛のにぎりです。
わさびは生のものを目の前で擦ったものを、醤油は添えずにネタにさっと刷毛でのせます。
金目鯛なんてね、煮物もそんなに好きじゃないですけど普通にペロリとたいらげました。
普通の金目鯛の寿司がどのようなものか知りませんので比較のしようがありませんが、ああ幸せ、と思わず口から漏れてしまう。
シャリも小さめでネタとのバランスも個人的には好きです。
5品目はシメサバのにぎり。
これは食べる前に少し躊躇しました、魚の中でも青魚、特にサバは苦手な魚。
パクッと食べて、これはサバね、と認識できる味。
苦手なだけに前の2品ほどはおいしさは感じませんでしたが、自分がシメサバを食べられるなんて違う意味で感動してしまいました。
6品目はキスのにぎり。
キスってどんな魚なんでしょうね、私のお魚知識はそのレベルです。
とにかく物心ついた頃から刺身やお寿司は魚臭くて好きじゃありませんでした。
それはきっとおいしい魚を食べてこなかったからなんでしょうね。
キスってなんておいしいんだと感激するばかり。
ここで先ほどから煙が上がっていた焼き物が出てきました。
実はほっこり、味も自宅で作るような濃い味付けじゃなくてほのかな甘味でお上品、大根おろしでいただくとこんなにおいしいんですね。
これなら自宅で作れるかな?
やっぱり無理でしょうね…。
8品目に出てきたのが、モナカの皮にカツオにいちじくや柿などを挟んだものとそれに合わせていただく本みりんのハイボール。
まずはモナカサンドを食べて、口の中にの残っている状態で本みりんハイボールを口に含み、そのマリアージュを楽しむのだそうです。
モナカサンドはカツオが入っているのにデザートのような味わい、カツオってこんなスイーツみたいな味だったかなと考えてしまう。
本みりんはもっと甘い味を想像していましたが、キリッとした味わいで、大将はきっとこんなマリアージュを発見する作業を楽しんでおられる方なのでしょうね。
9品目はマグロのにぎり、10日間熟成した大間のマグロだそうです。
口の中に私の知ってるマグロの味を探しましたが見当たらない、これがマグロなんでしょうか。
家族のためにたまにスーパーで購入するマグロの刺身、私は生のマグロが苦手で、刺身用のマグロを1人だけいつもわざわざ焼いて食べています。
生でおいしいってこういうことなんですね。
これは絶対に焼きたくない、生で食べたい。
10品目は熟成マグロの中トロ。
マグロの中でも中トロとか大トロとかおいしいから食べてみなと言われても、気持ちわる、と思うレベルでしたが、これは全然脂っぽくなくておいしい。
11品目、白エビの昆布締め。
エビカニ類は大好きなので普通においしく食べすぎて画像撮り忘れました。
回転寿司ではエビカニ類の方がおいしく感じるけれど、こちらでは魚の方がおいしい。
でももちろんこの白エビのにぎりもおいしかった。
12品目は鮎ご飯。
淡白な焼き鮎にウニをのせて、ウニは寿司ネタの中でも好きなネタのひとつです。
あまり食べたことがないのでわかりませんが、鮎ってあんなに小骨が多いものなんですね。
口の中から取り出すのが大変だった。
もちろん最高の鮎ご飯でしたけど。
13品目で紫ウニの手巻き。
ウニはたとえ回転寿司だろうがなんだろうが私がおいしく食べられる数少ないネタのひとつ、だからおいしくないわけはない!
よくグルメ番組で「お口でとろけます!」とか言ってますが、これは本当にとろけるようでした。
海苔の風味がまたすばらしくって、本物の海苔ってこんな風味なのねって思てしまいました。
14品目は穴子のにぎり。
回らない寿司屋の穴子はおいしい、あのどろっとした超甘いタレが苦手です。
その後味噌汁が出まして、
15品目は巻物、鯵のなめろう。
鯵とかなめろうとか私の絶対に苦手なものなのに、スルッと口に入ってしかも全く魚くさくない、そしてすごくおいしいと思える。
魚嫌いのはずなのに、青魚は特にダメなはずなのに不思議です。
16品目、一口サイズの卵焼き。
私が知ってるお寿司屋さんで出るふわふわのだし巻き卵とは違って、みっちりと詰まったカステラのような甘い卵焼き。
食後のデザートのような卵焼きでした。
ふわふわだし巻き卵も好きですが、これはこれで美味。
最後に食後の旬のフルーツ。
すでにカットして用意してあったものではなく、直前に大将がカットして出してくれた旬のメロン。
ひんやりジューシーなお味でした。
入店してからピッタリ2時間、あっという間の時間でした。
帰りにお店のスタッフさんが行燈持って街頭のある通りまで見送ってくださいました。
裏手にあるライトアップされた竹林が美しくてパチリ。
ありがとうございました。
スポンサーリンク
覚王山「鮨叶う」アクセス
地下鉄覚王山駅から徒歩15分くらいです。
覚王山「鮨叶う」感想
小さな小道の奥にある隠れ家的なお店「鮨叶う」さん、4名以上6名までなら貸切の予約もできるそうです。
たまの記念日にぜひ連れてってもらいたい極上の名古屋のお寿司屋さんでした。
スポンサーリンク