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2020年、新型ウィルスの国内感染は少し落ち着いた9月、家族と箱根へ出かけました。
4人揃っての家族旅行はパリ以来3年ぶり、一泊二日の駆け足の旅でしたが、私自身は40年ぶりの箱根に懐かしい気持ちで旅することができました。
今回は名古屋から小田原まで新幹線、小田原からはレンタカーを利用しました。
初日は芦ノ湖、旧街道杉並木から箱根関所を巡りました。
箱根旧街道杉並木
基本情報
芦ノ湖畔の元箱根から恩賜箱根公園までの約500m、徒歩で約15分くらいの杉並木です。
小田原宿から箱根宿までの15.5kmのルートの終盤にあります。
夏の強い日差しや冬の寒風から旅人を守るためにと道の両側に杉の木を植えたのが始まりの樹齢400年もの老杉が続く並木です。
思わず口ずさんでしまう「箱根の山は天下の険」の箱根八里の歌詞で「昼なお暗き杉の並木」とあるのですが、杉の木で昼間も暗いということを歌っている歌詞なのです。
確かに杉の巨木がたくさん並ぶ杉並木ですが、1904年に湯本から芦ノ湖畔へ新道を作るための資金を捻出するために杉と松を合わせて1000本ほど伐採されたそうです。
なんとなく歌っていた歌詞にはこんな意味があるのかと深く納得しました。
40年ぶりに杉並木を歩く
恩賜箱根公園駐車場へ車を止めて杉並木へ、この日は朝から雨模様でしたが、到着する頃には雨も上がり少し日も差してきました。
両脇に杉の老木が並ぶ約500mの小道、40年前の記憶はほとんどありませんでしたが、きっと40年前からも、もっと昔からも変わることのない風景なのでしょう。
この日杉並木を歩く人の姿はほとんどなく、私自身は子供の頃の家族旅行で今は亡き母と歩いたことをを思い出しながらゆっくりと歩きました。
箱根関所見学
前後しますが、杉並木を歩く前に最初に箱根関所を見学しました。
箱根関所について簡単に説明しますと、江戸時代に全国に置かれた50余りの関所の中でも特に規模も大きく重要な関所で、箱根関所は詳細な資料を基に完全復元されたものです。
恩賜箱根公園駐車場側から入場したので、箱根関所資料館からスタートしました。
13のテーマで展示されているのですが、その昔関所破りで死罪となったお玉さんの思い出語り?で進められ、興味深く見ることができました。
江戸の時代の関所破りは親殺しと同じくらいの重罪、それでも奉公先からから逃げ出したかったお玉ちゃんのことを思うと現代に生まれて本当に良かったと胸をなでおろします。
その後復元された箱根関所を見学、足軽が昼夜問わず交代で見張っていた遠見番所は芦ノ湖を一望できる絶景スポットです。
かなりの段差の階段が大変ですが、天気が良ければ富士山を眺めることができるのでおすすめスポットです。
箱根伝統工芸品の寄木細工の秘密箱も思い出の一つ、箱根関所近辺には寄木細工のお土産屋さんもいくつかあります。
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箱根旧街道杉並木・箱根関所まとめ
今回は車を利用しましたが、箱根湯本駅から箱根登山バスで元箱根港まで行って、芦ノ湖で海賊船に乗ったり、箱根神社参拝というのもいいですね。
小田原(もしくは新宿から)箱根登山鉄道、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープーウェイ、箱根海賊船のほか、箱根登山バスなどの指定区間に乗り放題できる箱根フリーパスという便利なものもあります。
実現できるかどうかはわかりませんが、旧東海道を歩いてみるプランも「BUCKET LIST」に加えてみたい気持ちもあります。
今回は雨模様で駆け足の旅で少し後悔が残る旅でしたが、次回はゆっくりと箱根周辺を散策したいですね。
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