こんにちは。
夫の出張に同行して東京へ、前回行けなかった皇居東御苑をぐるりと散歩してきました。
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江戸城跡が見たい!皇居東御苑
前回はてっきり江戸城の天守台跡が見られると思って訪れた皇居見学、実は江戸城天守台跡は皇居東御苑にあるのだとか、しかも予約も入りません!
21平米もある広大な敷地内には多くの史跡が残り、季節の草花を見ることもできるそうです。
当日は皇居東御苑は休園日(月曜日・金曜日)ということで残念ながらその日は来園することはできませんでした。
皇居東御苑、入り口は3ヶ所
東京駅から歩いて大手門まで、大手門周辺ではたくさんの外国人観光局や皇居周辺を走る皇居ランナーを見かけました。
公共東御苑は大手町駅方面にある大手門だけでなく、竹橋駅方面の平川門、平川濠を挟んでの北桔橋門(きたはねはしもん)から入ることができます。
入場前には簡単なセキュリティチェックがあり、バッグの中身を調べられます。
大手門は江戸城の正門で、かつて参勤交代の時代の諸大名はこの門から登城したそうです。
門をくぐると右側に大きな門があります。
大小二つの門で構成され流形式を枡形門の形式というそうで、新入する敵を阻止・攻撃しやすい構造になっているそうです、なるほど。
内側の大きな門をくぐって中に入りますよ。
三の丸尚蔵館は休館中
大手門を抜けるとすぐのところに、皇室に受け継がれてきた絵画や書、工芸品などが展示された三の丸尚蔵館があるのですが、現在は新施設への移行準備のために休館中だそうです。
新施設の開館は令和5年の秋を予定しているそうですよ。
その三の丸尚蔵館の向かいに売店があるのですが、こちらは撮影禁止で画像がないのですが皇室カレンダーやクリアファイルなど珍しいものがたくさん販売されていました。
江戸城天守復元模型は見応えあり
中に進むと同心番所、百人番所、大番所が見えてきます。
番所とは警備を行う検問所のような場所だそうで、城の奥に位置している番所ほど位の高い役人が警備を務めていたそうです。
中之門跡を通ると芝生の広場が広がり、レジャーシートを敷いてくつろぐ人もいましたよ。
ここでは令和元年11月に大嘗祭(天の陛下のご即位後に行われる一世に一度の儀式)が執り行われたそうです。
芝生広場の前には江戸城天守復元模型がありました。
復元するとこんな感じになるんですね、江戸城。
天守閣は1657年に起きた「明暦の大火」で消失してしまいます。
この火事で江戸の6割が焼失し、10万人の命が奪われました。
この天守閣は全高は60メートルほどもある、日本最大級の大天守だったそうです。
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再建されなかった江戸城天守閣
江戸城天守閣は3度建てられたそうですが、明暦の大火で焼失した後は天守台の石垣が築き直されただけで再建されることはありませんでした。
現在では皇居東御苑にこの石垣の天守台の跡が残っています。
なぜ天守台が再建されなかったか?いろいろ調べて見ると、その理由がわかりました。
そもそも天守とはその昔、戦になった時に遠くの敵を素早く見つけたり、武器庫や籠城の際の拠点として使われる建物で、巨大な天守は軍事力と権力の証だったそうです。
徳川幕府が天下統一して平和な時代が到来し、再び戦が起こる心配がなくなって天守を再建する必要も無くなったということだそうです。
天守台跡に登って見下ろす芝生広場、この場所には江戸城本丸御殿の建物が建ち並んでいたそうです。
ドラマでおなじみ大奥は天守台から見て一番手前側にあり、将軍の正妻をはじめ家族や女性たちの生活の場だったそうです。
これはどちらの方角から見た風景かな、見晴らしも良いですよ。
桜田門へ
その後東御苑を出て、桜田門の方面へも行ってみました。
この桜田門も外側の高麗門と内側の渡櫓門の二重構造からなり、西の丸防備のための防御性の高い作りになっているそうです。
1860年3月3日、この桜田門外で大老井伊直弼が水戸藩脱藩士に暗殺された桜田門外の変はご承知の通りです。
歴史の舞台に実際に訪れることでさらに興味が湧いてくる気がしてきます。
歩いて楠木正成像まで
桜田門から歩いて10分ほど、皇居外苑の楠木正成像まで行ってみました。
像正面から撮ったはずの楠木正成公、お顔が反対側を向かれていて写っていませんね笑
正成公のお顔が皇居を向いているのは、皇居に対して顔を背けるのは失礼という意味があるそうですよ。
どうして皇居に楠木正成公の像があるのか?と素朴な疑問がわいて調べてみたら、大雑把にまとめてみると、鎌倉時代末期・南北朝時代に後醍醐天皇に忠義を尽くした功績による天皇し対する忠義心と、その後明治政府により国民を天皇の大義名分のもとに統制しようとするねらいがあったため、ということになるのでしょうか。
まぁ簡単に言えば天皇に忠義を尽くしたからということになるんでしょうね。
ぐるっと2時間ほどの皇居東御苑からの散策でした。
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皇居東御苑散策まとめ
若い時は皇居や江戸城なんて全く興味がなかったですが、歳を重ねれば自然と自分の国の歴史に興味を持つものですね。
江戸城の歴史に触れながら、季節の草木に囲まれて楽しい散策時間でした。
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