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先日ですが、岐阜の谷汲山華厳寺へ行ってきました。
西国三十三所とは、近畿地方と岐阜県に点在する三十三箇所の観音信仰の霊場の総称なのですが、華厳寺はその三十三番目の札所となります。
戒壇巡りってご存知ですか?私も知りませんでしたが、今回体験してきました。
今回は西国三十三所についてと、華厳寺での戒壇巡りについてご紹介します。
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目次
西国三十三所巡礼とは
西国三十三所巡礼とは日本最古の観音巡礼なのだそうです。
その昔、大和長谷寺の開山徳道上人が冥途で閻魔大王と出逢い、閻魔大王が世の中の人を救うために三十三の観音霊場を開き、巡礼を進めたことが始まりだそうです。
西国三十三箇所の総距離は約1000kmで、和歌山、大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、岐阜にまたがります。
ちなみに先日奈良旅行で訪れた長谷寺は八番、京都の清水寺は十六番の寺になります。
神社仏閣などでもらえる御朱印は、徳道上人が閻魔大王と出会った時に授かった三十三の宝印が起源ともいわれています。
法印を三十三所のすべての寺院で集めると、極楽浄土への通行手形になるとも言われています。
人気の御朱印集めにはそんなルーツもあったのですね。
谷汲山華厳寺基本情報
谷汲山華厳寺は岐阜県揖斐郡揖斐川町にあります。
ご本尊は十一面観世音菩薩で、桜や紅葉の名所としても有名で、この季節にはたくさんの観光客が訪れるそうです。
私が訪れた12月中旬は先日の寒波の影響で、雪が降り積もっていました。
総門をくぐり仁王門までの参道沿いにはお土産物屋さんや食堂、旅館などが並びます。
この日は日曜にも関わらず半分以上のお店が何故か閉まっていたのですが、ちょっと怪しげな仏像ショップ(海外の店のような)があったりして面白いです。
駐車場もこの日は無料で止められました。
仁王門を過ぎると石畳の参道があり、その先の石段を登ると本堂があります。
奥の院へはそこから1時間ほどかかるそうですが、今回は雪が結構降り積もっており諦めました。
谷汲山華厳寺戒壇巡りを体験してみました
本堂の脇に戒壇巡りへ続く階段があります。
戒壇巡りって何?
なんでも、お堂の下に作られた真っ暗な地下道を進むと錠前があり、それを触って戻ってくると身心が清められて極楽浄土へ行けるそうです。
100円納めて階段を降りると本当に真っ暗でびっくりします。
頭を打ちそうで身を屈めるのですが、天井はそんなに低くないようです。
少し進むと右側に錠前と数珠らしきものがあり(暗闇なのでよくわからず)それを触って壁伝いに一周すると元の入口に戻ります。
今回は夫婦二人だけだったのでギャーギャー言ってましたが、他人が奥にいたりしたらそれはそれで怖いなぁと思う、そんなに広くはないので。
戒壇巡りは胎内巡りともいわれ、産まれ直す疑似体験でもあるそうです。
岐阜県の関市の善光寺でも戒壇巡りができ、そちらはもっとたどり着くのが難しいらしいのです。
どんなに暗いんだろう、でもちょっと体験してみたい気がします。
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治したい箇所にお札を貼って参拝「苔の水地蔵さま」
本堂の脇を裏手に進むと、安産、子宝祈願の「子安堂」、ちょうど裏手に当たる場所に「苔の水地蔵さま」があります。
脇にあるお札(1枚20円)を水に浸し、治したいと思う箇所(例えば腰とか目とか)に貼って参拝するそうです。
画像を撮り忘れたのですが、お地蔵様はペタペタお札を身体中に貼られて耳なし芳一状態でした。
ちなみに私は最近痛む右の股関節辺りにぺたりと貼り付けお参りしました。
ありがたい大黒さんもいらっしゃいました。
本堂向拝の「精進落としの鯉」、西国札所巡礼を三十三番札所のこの華厳寺で満願した人は、その記念にこの鯉に触れる習わしがあるそうです。
触って俗世に戻るということだそうです。
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谷汲山華厳寺まとめ
以前の勤め先の取引先が谷汲山にあり、担当の方が「谷汲は遠い」と言っていたのですごく遠いところというイメージを持っていましたが、名古屋からも思ったより近かったです。
近いと言っても気温は名古屋とは違うようで、雪が積もって寒かったです。
貴重な戒壇巡り体験ができたことに満足です。
紅葉や桜の季節にも行ってみたいですね。
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