冬の京都を2泊3日で旅してきました。
しっかりとした計画は立てず、当日の気持ちだけで決めるっていうのは今の私にちょうど良い。(ホテルはちゃんと予約しますが。)
今回は宿坊に泊まったり、雪の貴船神社に行ったり、京都のお寺を巡ったりした時のことをご紹介します。
スポンサーリンク
目次
気ままに過ごす冬の京都一人旅2泊3日旅行記
旅の計画の始まりはまずホテル選びから。
だいたい、このホテルに泊まってみたいっていうのが先にあって、その後近辺の観光地を探してみるという感じです。
最近は観光の予約や計画もがっつりとしない。
若い頃は無駄なことがしたくなくてきちんと計画して予約もしてっていうのが当たり前だったけれど、最近は予定に縛られない自由な旅が心地よい。
その土地に行ったら見るべきもの、食べるべきもの、そんなものに縛られる必要はないのです。
したい時にするのが一番心に残る。
国立京都近代美術館「上野リチ展」へ
京都に着いてホテルに荷物を預けたら、最初に国立京都近代美術館で開催されている「上野リチ展」へ。
そんなに興味があるわけじゃないですが、なんとなく楽しめるかもと思って。
まずは行ってみる。
日本人建築家・上野伊三郎との結婚を機に京都へ移住し、壁紙やテキスタイルなどを手がけた上野リチさんの作品です。
細々とした色とりどりのデザインの作品が女子受けしそう。
思いの外じっくりと楽しめた展覧会でした。
美術館って今までそんなに興味もなかったけれど、これを機にどんどん行ってみよう。
スポンサーリンク
1日目の宿泊先は宿坊「知恩院和順会館」
1日目の宿泊先は京都の宿坊「知恩院和順会館」へ。
先日高野山の宿坊で宿泊したので、今回はもう少し気軽に行ける京都の宿坊へ。
こちらの宿坊へ宿泊して、宿坊のイメージがガラリと変わりました。
まるでスタイリッシュなホテルみたい
部屋もホテル並みの設備で快適に過ごすことができました。
京都の宿坊はこちらが初めてでしたが、いろいろ宿坊巡りするのも面白そう。
京都の宿坊「知恩院和順会館」に関しては、こちらで詳しくご紹介しています。
2日目は雪の貴船神社へ
2日目は前日から京都も雪が降りそうだということは承知していました。
以前にも行ったことがある貴船神社へ行きたいなと思っていたけれど、雪が降ったら面倒かも。
そう思いながらも、雪の積もったあの神社の階段の灯篭を見て見たいと思って、朝から貴船神社へ向かうことを決意。
出町柳駅から比叡山電鉄に揺られて貴船口まで。
京都市内は晴れ間も見えて雪も少しちらつく程度でしたが、山に向かうに連れて雪の量も増えて少しの心細さも出てきます。
市原駅~二ノ瀬駅間に「もみじのトンネル」と呼ばれている箇所があり、夏は青もみじ、秋は紅葉がとても美しいらしいが、今日は雪が降り積もる様が美しい。
貴船口からはバスで貴船まで、思ったよりもたくさんの人がいて安心、人混みが苦手と言いながらも人がいることに安心する。
バスで5分くらいで貴船に到着、思ったよりも雪がすごい。
スニーカーで来ている人もいて、ちょっと大変そうだった。
防水ブーツ履いてきて本当に良かったと心底思いました。
バス停から7〜8分歩いて貴船神社の鳥居に到着します。
一通り写真撮って本殿に参拝。
ここから引き返そうか迷うも、せっかくだからと貧乏性の性格が顔を出し奥の院まで行ってみようと思う。
さすがに奥の院まで向かう人はあまりいない。
貴重な雪の貴船神社を参拝できて良かった、たまには雪もいいもんだと思えます。
智積院にて特別公開を拝観
京都市街に戻って東山七条にある総本山智積院へ。
今までは京都市内の移動は主に地下鉄や電車で、それ以外は歩くことが多かったけれど、今回はバスを多用。
京都のバスってどこでも行くことができて本当に便利。
グーグルさんに聞けばすぐに行き先のバスを教えてくれる!
コロナ前に見ていた観光客で大混雑のバスの様子が記憶にあるのでずっとバスは避けてきましたが、これからは上手にバスを利用しようと思いました。
現在冬の特別拝観が行われていました。
通常は公開されていない密厳堂、三分権現社、求聞寺堂を拝観しました。
三分権現社は江戸時代初期に建てられたもので、拝殿内部には見事な瑞龍が描かれています。
この龍の画は「見事だなぁ。」と思うけれど、その他はいろいろ説明されてもピンとこない。
これから年を重ねるごとにいろいろわかってくるというか、心動かされることも出てくるんでしょう。
旅しながらそんな時を待っていよう。
通常公開の講堂に移動して名勝庭園を眺める。
日本庭園を前にすると最近とても心が和む。
若い頃はちっとも興味がなかったのに、これが年を重ねて心が動いたってことなんでしょう。
真冬の庭園も静かで良かったですが、特にツツジやサツキが咲く頃は一段と艶やかさを増すそうです。
次回はそんな時期に訪れたいですね。
こちらにも新しく綺麗な宿泊施設(宿坊)があるのでぜひチェックしてみてください!
スポンサーリンク
ハイアットリージェンシー京都のカフェで休憩
智積院近くにハイアットリージェンシー京都があるので立ち寄ってみました。
営業中のカフェでティータイム。
久しぶりにいただく糖質が体に染み渡る!
ケーキセット1100円、美味しくいただきました。
建仁寺へ
そこから歩いて15分ほどの建仁寺へ向かいました。
建仁寺は京都最古の禅寺だそうです。
寺院を創立したのは源頼家、鎌倉時代の建仁二年(1202年)だそうで、ちょうど今見てる大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代じゃない?と思うとより興味が湧いてきます。
臨済宗とか細かいことはわかりませんが、何か自分の興味があるものとリンクするとはまるのかもしれません。
こちらもまずはお庭に癒されます。
私のような神社仏閣初心者は、まずは自然の景色に癒されることから始めましょう!
こちらは法堂(はっとう)の天井の双龍画、平成14年に創建800年を記念して描かれたそうです。
歴史はないがアートです。
今回の旅で2回目の双龍図、天井に描かれた双龍図ってどんな意味があるのでしょうか。
気になって調べてみると、
龍は仏教を守る八部衆の一つで、以下の八つの神のことです。
「天」「龍」「夜叉」「乾闥婆(けんだつば)」
「阿修羅」「迦楼羅(かるら)」「緊那羅(きんなら)」「摩睺羅迦(まごろか)」
「龍」を天井に描くのは師匠から弟子たちへ方を説く大切な弟子たちを「天空から見守る」という意味。
また龍神は水をつかさどると言われていることから、「寺院を火災から守る」という意味もあるそうです。
なるほど。
なんでも意味を持ってみると心により深く刻み込まれますね。
こちらも拝観料(600円)で通常公開です。
2日目のホテルは「ホテルインターゲート京都」
2日目のホテルは四条近くの「ホテルインターゲート京都」にしました。
宿泊者が利用できるラウンジ無料サービスがとても魅力だったのでこちらに決めました(笑)
ハッピーアワーにワインが飲めたり、土日祝の朝は「泡活」でスパークリングワインが提供されたりして楽しめます。
最近は飲みすぎると何度も夜中に目がさめるのでので飲み過ぎは控えてはいるんですが、無料サービスだとついついいろいろ試したくなってしまう。
大浴場もあるし、最近のビジネスホテルのサービスってすごいですね。
ホテルインターゲート京都に関しては、こちらで詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください。
龍谷ミュージアムに立ち寄る
最終日は特に予定もありませんでしたが、京都駅に向かう途中にある龍谷ミュージアムに立ち寄ってみました。
龍谷ミュージアムとは、日本初の仏教の総合博物館です。
神社仏閣巡りをしたり歴史に興味を持ち出すと、宗教のことも気になってくるんですね。
仏教がどのように日本に伝わったのだとか、タイや中国の仏教はどんなだとかなどの説明と共に仏像や画像が展示されています。
こちらは中国・新疆ウイグル自治区のトルファン郊外にあるベゼクリク石窟寺院を復元したものなんです。
現在の中国、新疆ウイグル自治区トルファンに11世紀ごろ栄えた西ウイグル王国は、仏教を信奉し、石窟に華麗な仏教壁画を描かせたそうです。
しかしイスラム教の浸透や、列強の探検家たちに壁画を持ち去られるなどして、壁画の多くは失われ世界中に散逸してしまったそうです。
ミュージアムではその回廊の一部を原寸大で復元したものを見ることができます。
歴史好き初心者の私もとても楽しめる美術館でした。
スポンサーリンク
気ままに過ごす冬の京都一人旅2泊3日感想
今行きたい場所へ行き、食べたいものを食べ、眠りたい場合はホテルで休む、当たり前なんですが自分の気持ちと体に正直に。
今回はやりたいこと、行きたい場所はほぼ行けたので大満足。
私の旅行記にお付き合いくださりありがとうございました。
スポンサーリンク