2019年10月週末を利用して富士山周辺を旅してきました。
最近外国人観光客に大人気の忍野八海も訪れました。
忍野八海基本情報
山梨県の富士山麓にある忍野村、その村にある八つの湧泉のことを忍野八海と呼んでいます。
国指定の天然記念物、名水百選にも指定されています。
八海とは八つの湧水池のことなのです。
中世期、その湧き水池のいくつかは富士修験者の水行の霊場でありました。
こうして忍野八海は富士講の開祖である角行の修行した内八海、外八海に加え富士登拝を行う富士講信者の巡礼地となったそうです。
名前の由来
「池」なのにどうして「海」?と思いますよね。
それは「池」と呼ぶにはもったいないほど尊いということから「海」と名付けられたそうです。
それでは八海を一箇所ずつご紹介します。
まずは忍野村観光協会でガイドマップをもらおう
まずは忍野村観光案内所へ立ち寄りガイドマップをもらいます。立ち寄り所ではスタッフの方が丁寧に立ち寄り方などを説明してくださいます。
一番から順番に回るというものではなくて、どちらからでも何番からでもまわって良いそうです。
車で行かれる方は駐車場がいくつかありますので、駐車場に近い池から巡るのがいいですね。
いざ霊場巡りへ。
5番霊場湧池(わくいけ)
忍野八海を代表する池でです。一番初めに鑑賞しました。一番透き通ってきれいな池。観光客もたくさん写真を撮っていました。
池の透明度がすごいです!
六番霊場濁池(にごりいけ)
湧池に隣接する池です。みすぼらしい業者が一杯の水を求めたが断られ、池の水が濁ってしまったという伝説があります。
今は濁らず美しく透明感のある池を見ることができます。
個人所有の中池を左手に通ります。山梨だからか、果物(今の時期はシャインマスカットでした。)が売られていて、外国人観光客の方が美味しそうに食べられていました。日本の果物は人気ですね。
とにかく外国人観光客の方が多い!日本人の私が初めて訪れるのに、外国人観光客の方はよく知っていらっしゃいますね。私ももっと日本のことを知っておかなくては。
七番霊場鏡池(かがみいけ)
富士山の姿が鏡のように移るので鏡池と呼ばれています。しかし残念ながらこの日は富士山見え〜ず。
八番霊場菖蒲池(しょうぶいけ)
鏡池から少し歩いて菖蒲池へ。
かつて菖蒲が自生していたのでこの名前があるそうです。
ここからも美しい富士山が見られるそうですがこの日は雲が多くて富士山見え〜ず。
四番霊場銚子池(ちょうしいけ)
菖蒲池から少し戻って河沿いに進み銚子池へ。
酒を注ぐ銚子の形からこの名が付けられたと言われています。
こじんまりとした池、また、縁結びの池とも伝えられています。
二番霊場お釜池(おかまいけ)
この水車がお釜池の入り口です。
銚子池から川沿いを歩き、小さな橋を渡ってお釜池へ。八海の中で最も小さな池です。
釜中に熱湯が沸騰するように湧き水するという形状からこの名が付けられたようです。
三番霊場底抜池(そこなしいけ)
三番霊場の底抜池は個人所有で入場料が必要です。
はんの木材資料館(入場料大人300円小人150円)の中にあり、八海の内唯一の所有池です。
資料館の中には昔の生活の様子を見ることができる場所があり、思いの外楽しめました。
一番霊場出口池(でぐちいけ)
八海の中でも最も大きな池です。他の七海からは徒歩20分ほどの少し離れた場所にあります。私たちは他の七海をまわって一番最後に向かいました。
出口池近くにも駐車場がありますが、観光案内所近くの駐車場(300円)に止めて、最後にこちらに車で向かいました。
少し離れた位置にあるせいか、ほとんど観光客はいません。
ちょうど池を見下ろす林の中に、出口稲荷大明神があります。
こちらも参拝してきました。
忍野八海を訪れた感想
中国では「八」という数字は縁起の良い数字だそうです。地名にその「八」が入る忍野八海はまさに中国人の方にとってパワースポット。
若い頃は全く興味のなかったパワースポット巡りや神社、霊場巡り。
年のせいか神の存在も信じられる今日この頃。
透明感ある池にも心安らぎ、忍野八海霊場巡りは思いの外楽しめました。
入場料も駐車場代くらいですし、旅の途中に立ち寄るのも良いのでは。
皆様もぜひどうぞ。
この記事が皆さまのお役に立てば嬉しいです。
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